Gunosy[グノシー](6047)
Gunosy[グノシー]、事業内容は「情報キュレーションアプリ『Gunosy』を運営」で、マザーズ上場の大型案件となっています。アプリの累計ダウンロード数は、2015年1月で800万を超えており、今もなおユーザーを拡大し続けています。新進気鋭のネットベンチャーだけに、話題性は抜群でしょう。
(3月25日追記)
承認発表直後の市場の評価が想像をはるかに超えて厳しかったため、総合評価を「B」から「D(公募割れの可能性あり)」へ大幅に引き下げました。少し前に、直近のIPOであるgumi(3903)が見事な上場ゴール(上場直前に業績など見栄えを良くして、上場直後に大幅な下方修正を発表し、結果的に大株主の利益確定のイベントになった)を果たしたため、投資家もかなりシビアになっているようです。
基本情報
会社名 | Gunosy(6047)【東証マザーズ】 |
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会社URL | http://gunosy.co.jp/ |
狙い目証券会社 | SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券、マネックス証券、松井証券 岩井コスモ証券、岡三オンライン証券(?) |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 1,520円 |
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仮条件 | 1,460円 ~ 1,520円 |
公募価格 | 1,520円 |
初値予想(独自) | 1,400円 ~ 1,600円(3月25日時点) |
初値 | 1,520円(公募価格比±0%) |
・想定価格1,520円に対するPERは計測不能。
(上場時発行済株式数21,878,000株、2014年5月期の純利益-1,365百万円)。
・初値予想を「2,200円 ~ 2,500円(3月24日時点)」から「1,400円 ~ 1,600円(3月25日追時点)」変更しました。(3月25日追記)
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 4月10日(金)~4月16日(木) |
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当選発表日 | 4月17日(金) |
購入申込期間 | 4月20日(月)~4月23日(木) |
上場日 | 4月28日(火) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 3,500,000株 |
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売出株数(OA含む) | 3,296,500株 |
当選株数合計 | 6,796,500株 |
・当選株数は計6,796,500株。売買単位が100株なので、当たりは計67,965枚。
・当選本数は多く、当たりやすい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
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主幹事 | 野村證券 | 90.50% | 5,348,700株 | 53,487枚 | 5,348枚 |
幹事 | SMBC日興証券 | 3.00% | 177,300株 | 1,773枚 | 177枚 |
SBI証券 | 3.00% | 177,300株 | 1,773枚 | 797枚 | |
マネックス証券 | 1.00% | 59,100株 | 591枚 | 591枚 | |
いちよし証券 | 1.00% | 59,100株 | 591枚 | 88枚 | |
みずほ証券 | 0.50% | 29,500株 | 295枚 | 29枚 | |
岡三証券 | 0.50% | 29,500株 | 295枚 | 29枚 | |
岩井コスモ証券 | 0.50% | 29,500株 | 295枚 | 29枚 |
・主幹事以外だと、副幹事のSMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券、岩井コスモ証券から当選のチャンス。
・岡三証券が幹事なので、後から岡三オンライン証券の取り扱いも発表される可能性があります。
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 |
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木村 新司 | 41.12% |
KDDI(株) | 16.93% |
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 | 10.16% |
福島 良典(社長) | 3.53% |
吉田 宏司 | 3.53% |
関 喜史 | 3.53% |
垣内 伸也 | 3.34% |
B Dash Fund2号投資事業有限責任組合 | 2.28% |
竹谷 祐哉 | 2.10% |
石橋 雅和 | 1.91% |
・木村、福島、吉田、関、垣内、竹内、石橋氏に対し、90日間のロックアップ。
・B Dash Fund2号投資事業有限責任組合に対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。
・2014年3月に、国内携帯電話3位の「KDDI」から12億円規模の出資。2014年6月に、「KDDI」、ベンチャーキャピタル国内最大手の「ジャフコ」などから12億円規模の出資。
企業業績のデータ(5年分)
・売上に対して巨額の赤字を計上していますが、その中身のほとんどが広告宣伝費にあたります。経営方針としては、とりあえずユーザー数を増やしたあと、黒字化を目指していくようですが、果たして、その頃まで人気を維持していられるのか。IPOで得た資金は、新規ユーザー獲得のための広告宣伝に充てる予定です。
管理人からのコメント
Gunosy(6047)、市場の注目度だけなら今年最高の案件でしょう。まだ黒字転換には至っていませんが、主な原因は、新規ユーザー獲得のために広告宣伝費用がかさんでいることにありますので、それほど気にする必要はないでしょう。ただ、規模が規模だけに、小型案件のように天井知らずで初値が切り上がっていく展開は考えづらいです。ネット証券では、副幹事で1人1票制のSMBC日興証券が狙い目で、その他に、SBI証券、マネックス証券(1人1票制)、松井証券、岩井コスモ証券からも申し込みが可能となっています。
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