ブランジスタ(6176)

 ブランジスタの事業内容は「電子雑誌出版事業」で、マザーズ上場の小型寄りの中型案件となっています。電子雑誌セクターは、容易に参入することができるので、将来的に競争が激しくなり、利益率が低くなっていくことが予想されます。ただ、今はまだ市場自体が成長段階にあるようで、将来にもある程度期待が持てそうです。

ブランジスタのホームページ画像
成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価
○ b


基本情報

会社名 ブランジスタ(6176) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.brangista.com/
狙い目証券会社 大和証券主幹事), SBI証券副幹事

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 440円
仮条件? 400円 ~ 450円
公募価格? 450円
初値予想(独自) 550円 ~ 600円(8月14日時点)
初値? 647円(公募価格比+43.8%)

・想定価格440円に対するPERは42.7倍
(上場時発行済株式数13,720,000株、201年月期の純利益141百万円、1株当たり利益10.3円で計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 9月2日(水)~9月8日(火)
当選発表日? 9月9日(水)
購入申込期間? 9月10日(木)~9月15日(火)
上場日? 9月17日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 1,200,000株
売出株数(OA含む)? 1,560,000株
当選株数合計 2,760,000株

・当選株数は計2,760,000株。売買単位が100株なので、当たりは計27,600枚
・当選本数は多く、やや当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 大和証券 70.00% 1,680,000株 16,800枚 2,520枚
幹事 SBI証券 30.00% 720,000株 7,200枚 3,240枚

・主幹事の大和証券、副幹事のSBI証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
(株)ネクシィーズ 58.6%
楽天(株) 10.66%
(株)幻冬舎 4.57%
(株)レプロエンタテインメント 3.48%
SBIビービー・メディア投資事業有限責任組合 3.37%
ジャフコV2共有投資事業有限責任組合 2.34%
SBIブロードバンドファンド1号投資事業有限責任組合 2.09%
近藤太香巳 1.95%
見城徹 1.80%
本間憲 1.80%

・(株)ネクシィーズ、楽天(株)、(株)幻冬舎、(株)レプロエンタテインメント、SBIビービー・メディア投資事業有限責任組合、ジャフコV2共有投資事業有限責任組合、SBIブロードバンドファンド1号投資事業有限責任組合、近藤、見城、本間氏に対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2010年
9月
2011年
9月
2012年
9月
2013年
9月
2014年
9月
売上高(百万円)? 903 1,151 1,407 1,512 1,708
経常利益(百万円)? △69 47 139 156 221
当期純利益(百万円)? △70 66 155 155 141
純資産額 (百万円)? 942 1,261 1,416 1,571 1,713
1株あたりの純資産額(円)? 9,425 10,072 11,311 125.55 136.89
1株あたりの純利益(円)? △706.34 590.36 1,239 12.43 11.34
自己資本比率(%)? 87.3 90.7 88.9 89.8 88.5
自己資本利益率(%)? - 6.0 11.6 10.4 8.6

※2013年9月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・売上、利益ともに順調に拡大しています。2015年9月期も、第3四半期時点で売上1,562百万円、経常利益183百万円と好調に推移しています。自己資本比率は90%近く、借入に頼らない経営体質で、財務的な不安は一切ありません。IPOで得た資金は、サーバー増強やシステム投資、広告宣伝、人材採用に充てる予定です。

管理人からのコメント

 ブランジスタ(6176)、全体から受けるインパクトは正直弱いです。大株主もベンチャーキャピタルが多く、売り圧力が相当ありそうです。ただ、ロックアップが公募価格比+50%までかかっているので、そこまでは心配しなくてもよいでしょう。個人的に、公募価格が3ケタの案件は、上昇してもあまりうま味がないので、盛り上がりに欠けることが多いと記憶しています。

 ネット証券では、主幹事の大和証券、副幹事のSBI証券から申し込むことができますので、積極的に当選を狙っていきましょう。

↑