リアルワールド(3691)

(2022年4月)
社名を「デジタルプラス」に変更しました。

 リアルワールドの事業内容は「クラウドサービスの運営等」となっています。マザーズ上場の小型案件で、事業も「クラウドサービス」と新鮮味があることから、初値もそれなりに上昇することが期待できます。ただ、現在の利益に対する公開価格が高すぎるので、純粋な投資対象としては慎重になった方がよいかもしれません。

成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価
○ b


基本情報

会社名 リアルワールド(3691) 【東証マザーズ】
会社URL http://company.realworld.jp/
狙い目証券会社 大和証券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券マネックス証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,530円
仮条件? 2,330円 ~ 2,530円
公募価格? 2,530円
初値予想(独自) 3,500円 ~ 3,800円(8月16日時点)
初値? 4,505円(公募価格比+78.1%)

・想定価格2,530円に対するPERは3,324倍(2013年9月期の純利益2,060千円をベースに計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 9月2日(火)~9月8日(月)
当選発表日? 9月9日(火)
購入申込期間? 9月10日(水)~9月16日(火)
上場日? 9月18日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 270,400株
売出株数(OA含む)? 294,300株
当選株数合計 564,700株

・当選株数は計564,700株。売買単位が100株なので、当たりは計5,647枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 大和証券 89.02% 437,200株 4,372枚 655枚
幹事 SMBC日興証券 2.00% 9,800株 98枚 9枚
みずほ証券 2.00% 9,800株 98枚 9枚
SBI証券 2.00% 9,800株 98枚 44枚
いちよし証券 2.00% 9,800株 98枚 9枚
岡三証券 1.00% 4,900株 49枚 4枚
丸三証券 1.00% 4,900株 49枚 4枚
マネックス証券 1.00% 4,900株 49枚 49枚

・主幹事の大和証券、副幹事のSMBC日興証券SBI証券マネックス証券から当選のチャンス。その他、安藤証券からも申し込みが可能です。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
菊池 誠晃(社長) 67.28%
インキュベイトキャピタル5号投資事業有限責任組合 13.33%
ニッセイ・キャピタル4号投資事業有限責任組合無限責任組合員ニッセイ・キャピタル(株) 4.01%
RIP1号R&D投資組合(株)リクルートストラテジックパートナーズ 4.01%
(株)モバイルコム 3.44%
和出 憲一郎 0.98%
(株)オークファン 0.98%
GMO VenturePartners投資事業有限責任組合 無限責任組合員GMO VenturePartners(株) 0.90%
(株)アドウェイズ 0.80%
熊坂 慶太 0.45%

・社長の菊池氏、和出氏、熊坂氏、および投資ファンドに対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2009年
9月
2010年
9月
2011年
9月
2012年
9月
2013年
9月
売上高(百万円)? 939 1,291 1,417 1,903 2,066
経常利益(百万円)? 105 144 65 85 36
当期純利益(百万円)? 67 76 47 36 2
純資産額(百万円)? 242 307 344 397 391
1株あたりの純資産額(円)? 9,953 12,638 14,144 161.79 159.99
1株あたりの純利益(円)? 2,772 3,135 1,956 15.14 0.85
自己資本比率(%)? 42.8 45.0 36.3 34.9 32.4
自己資本利益率(%)? 32.4 27.8 14.6 9.4 0.5

※2011年9月期まで単独決算。2012年9月期から連結決算。
・売上高は順調に拡大していますが、利益が減少傾向にあります2014年9月の第3四半期では、売上・利益ともに伸びていますが、その継続性にはいささか不安があります。

管理人からのコメント

 決算推移を見る限り、リアルワールド(3691)に今後の安定成長はなかなか期待できませんので、上場後もしばらくは様子を見るのがよいでしょう。ただ、IPO案件としては、初値上昇が期待できる条件がそろっていますので、積極的に挑戦していきたいところです。主幹事の大和証券が狙い目です。SMBC日興証券マネックス証券SBI証券、安藤証券からも申し込みできますので、こちらも期待したいところです。

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