ライドオン・エクスプレス(6082)

 ライドオン・エクスプレスは、「銀のさら」「釜寅」などのデリバリーチェーンを運営している会社です。中型のIPOになりますが、「銀のさら」など一般的に知名度が高く、素直に初値上昇が期待できそうです。ただ、筆頭株主がベンチャーキャピタルになっているため、ロックアップが解ける公募価格の1.5倍から上は伸びづらくなっています。

ライドオン・エクスプレスのホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価
○ a


基本情報

会社名 ライドオン・エクスプレス(6082) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.rideonexpress.co.jp/
狙い目証券会社 SBI証券SMBC日興証券マネックス証券カブドットコム証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,790円
仮条件? 1,790円 ~ 2,000円
公募価格? 2,000円
初値予想(独自) -
初値? 3,105円 (公募価格比 +55.3%)

・公募価格2,000円は、2014年3月期の予想1株あたり利益122.09円の16.4倍。同業他社の小売り企業もこのあたりの水準ですし、公募価格は妥当な水準と言えます。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 11月15日(金)~11月21日(木)
当選発表日? 11月22日(金)
購入申込期間? 11月25日(月)~11月28日(木)
上場日? 12月3日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 250,000株
売出株数(OA含む)? 946,000株
当選株数合計 1,196,000株

・当選株数は計1,196,000株。売買単位が100株なので、当たりは計11,960枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 野村證券 82.5% 858,000株 8,580枚 858枚
幹事 三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
カブドットコム
証券
を含む)
5% 52,000株 520枚 52枚
みずほ証券 5% 52,000株 520枚 52枚
SBI証券 3% 31,200株 312枚 140枚
いちよし証券 2% 20,800株 208枚 20枚
SMBC日興証券 1% 10,400株 104枚 10枚
マネックス証券 0.5% 5,200株 52枚 52枚
岩井コスモ証券 0.5% 5,200株 52枚 5枚
エース証券 0.5% 5,200株 52枚 5枚

・主幹事以外だと、SBI証券SMBC日興証券マネックス証券カブドットコム証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
ジャフコV2共有投資事業有限責任組合 43.47%
江見 朗(社長) 41.03%
松島 和之 1.57%
渡邊 一正 1.57%
冨板 克行 1.57%
水谷 俊彦 1.38%
ジャフコV2-W投資事業有限責任組合 1.15%
従業員持株会 1.09%
赤木 豊 0.93%

・上記の大株主に対し90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2009年
3月
2010年
3月
2011年
3月
2012年
3月
2013年
3月
売上高(百万円)? 12,681 12,159 12,866 14,684 16,133
経常利益(百万円)? 226 361 252 335 533
当期純利益(百万円)? 43 △66 50 71 230
純資産額 (百万円)? 690 558 597 701 958
1株あたりの純資産額(円)? 41,284 34,298 37,002 211.80 285.92
1株あたりの純利益(円)? 2,663 △4,031 3,212 22.41 69.17
自己資本比率(%)? 19.4 15.3 15.7 15.7 22.2
自己資本利益率(%)? 6.7 - 9.0 11.2 27.9

・2012年3月期以降、売り上げ、利益ともに続伸しており、成長路線に乗ったかに見えましたが、2014年3月期は売り上げがほとんど横ばいになる見通しで、今後の成長性には疑問です。また、自己資本比率が20%程度と低く、借入金にたよった経営となっているため、将来的に金利が上昇してくると業績が圧迫されます。

管理人からのコメント

 ライドオン・エクスプレス(6082)は、公募価格が割安というわけではありませんが、「銀のさら」「釜寅」などのデリバリーサービスを通じて知名度が高まっているため、多くの買いを集めそうです。ただ、ベンチャーキャピタルが40%程度の株を持っていますので、売りが解禁される公募価格1.5倍から上はなかなか重たくなっています。とはいっても、そこまではとくに売られる要素も見当たりませんので、1人1票制のSMBC日興証券マネックス証券はもちろん、余裕があればSBI証券からも申し込んでおきましょう。


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