ANAP[エイエヌエイピー](3189)

  ANAP[エイエヌエイピー]は、女性向け「カジュアル衣料の輸入、販売および卸売」を事業としておこなっています。店舗販売のほかにネット販売もおこなっており、その規模は店舗販売の50%にまで達しています。JASDAQ上場の小型IPOのうえ、前回のIPOから約1か月の期間が空いていることもあり、市場の注目度は高そうです。このANAPが、今冬のIPO相場のゆくえを占うことになりますので、ここは一発ドカン!と上げてもらいたいですね。

ANAPのホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価
○ b


基本情報

会社名 ANAP(3189) 【JASDAQスタンダード】
会社URL http://www.anap.co.jp/
狙い目証券会社 SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券むさし証券カブドットコム証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 960円
仮条件? 960円 ~ 1,000円
公募価格? 1,000円
初値予想(独自) -
初値? 5,100円 (公募価格比 +410.0%)

・公募価格1,000円は、2014年8月期の予想1株あたり利益88.82円の11.3倍。一般的に、15倍程度が適正水準と言われていますので、やや割安感があります。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 10月31日(木)~11月7日(木)
当選発表日? 11月8日(金)
購入申込期間? 11月12日(火)~11月15日(金)
上場日? 11月19日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 320,000株
売出株数(OA含む)? 220,500株
当選株数合計 540,500株

・当選株数は計540,500株。売買単位が100株なので、当たりは計5,405枚
・当選本数は少なく、当たりにくい案件となっています。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 大和証券 85% 399,500株 3,995枚 599枚
幹事 三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
カブドットコム
証券
を含む)
3% 14,100株 141枚 14枚
SMBC
フレンド証券
3% 14,100株 141枚 14枚
みずほ証券 3% 14,100株 141枚 16枚
SBI証券 3% 14,100株 141枚 63枚
むさし証券 2% 9,400株 94枚 18枚
エース証券 1% 4,700株 47枚 4枚

・主幹事以外だと、SBI証券むさし証券から当選を狙うのが基本戦略か。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
中島 篤三(会長) 56.21%
家高 利康(社長) 25.20%
(株)りそな銀行 2.40%
中島 睦美 1.92%
家高 利直 1.68%
家高 利彰 1.68%
鈴木 忠昭 1.68%
みずほキャピタル 1.44%
(株)ジャフコ 1.44%
竹内 博 1.20%
松山 麻佐美 1.20%
家高 利雄 0.96%

・会長の中島氏、社長の家永氏とその関係者に対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2008年
8月
2009年
8月
2010年
8月
2011年
8月
2012年
8月
売上高(百万円)? 7,355 8,507 9,117 8,379 8,414
経常利益(百万円)? 308 △174 △221 142 628
当期純利益(百万円)? 61 △21 △257 △61 234
純資産額 (百万円)? 3,707 5,230 5,459 5,318 5,100
1株あたりの純資産額(円)? 583,859 576,289 505,798 978.11 1,116.93
1株あたりの純利益(円)? 17,534 △6,148 △73,887 △35.52 134.95
自己資本比率(%)? 54.8 38.3 32.2 32.0 38.1
自己資本利益率(%)? 3.0 - - - 12.9

・売り上げが2010年8月期でピークを迎え、その後失速していますね。ただ、それでも利益は増えていますので、おそらく不採算店を整理し、儲かるお店だけを残したのでしょう。きれいな体になったところで上場し、再び拡大路線を目指すということでしょうか。

管理人からのコメント

 ANAP(3189)はよく見かけるアパレル会社という印象ですね。残念ながら、私は乙女ではありません(笑)ので、ANAPの衣服が良いのか悪いのかは分かりませんが、IPO的に良い案件なのは間違いないと思います。今冬のIPO相場を盛り上げるなら意地でも上げてくるでしょうから、もしかしたら予想を大きく上回る値がつくかもしれません。そして、そうなればあとに続く案件にも大きな期待が持てます。さてさて、今年の冬はどれほどアツくなるのか? 注目です。


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