三洋貿易(3176)

 三洋貿易の事業内容は、「ゴム類、化学品類、自動車部品、機械器具、精密測定機器および分析機器、その他各種商品の輸出入および国内販売」で、東証2部上場の中型案件となっています。事業に新規性はなく、規模もそれなりに大きいため、初値を上昇させるだけの買いを集めるのはむずかしいでしょう。

三洋貿易のホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価
△ d


基本情報

会社名 三洋貿易(3176) 【東証2部】
会社URL http://www.sanyo-trading.co.jp/
狙い目証券会社 SMBC日興証券カブドットコム証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 460円
仮条件? 420円 ~ 460円
公募価格? 460円
初値予想(独自) -
初値? 444円(公募価格比 -3.5%)

・想定価格460円に対するPERは4.9倍(2013年9月期の予想1株あたり利益93.39円をベースに計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 10月3日(水)~10月10日(水)
当選発表日? 10月11日(木)
購入申込期間? 10月15日(月)~10月18日(木)
上場日? 10月23日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 2,600,000株
売出株数(OA含む)? 1,118,000株
当選株数合計 3,718,000株

・当選株数は計3,718,000株。売買単位が100株なので、当たりは計37,180枚
・当選本数は多い方で、やや当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
カブドットコム
証券
を含む)
69.57% 2,288,000株 22,880枚 2,288枚
幹事 大和証券 4.35% 143,000株 1,430枚 214枚
SMBC日興証券 4.35% 143,000株 1,430枚 143枚
野村證券 2.61% 85,800株 858枚 85枚
極東証券 2.61% 85,800株 858枚 85枚
東海東京証券 1.74% 57,200株 572枚 57枚
アイザワ証券 1.74% 57,200株 572枚 57枚

・主幹事以外だと、SMBC日興証券カブドットコム証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
三洋貿易 10.18%
東亜合成 5.86%
損害保険ジャパン 5.02%
玉木 廸 4.45%
三菱東京UFJ銀行 4.45%
三井住友銀行 4.45%
三井住友信託銀行 4.45%
東銀リース 4.42%
三井住友海上火災保険 4.15%
明治安田生命保険 2.64%

・上位株主陣に対して180日間のロックアップ。

企業業績のデータ(5年分)


  2007年
9月
2008年
9月
2009年
9月
2010年
9月
2011年
9月
売上高(百万円)? 52,285 53,447 40,333 47,463 48,790
経常利益(百万円)? 1,800 1,838 974 2,084 2,292
当期純利益(百万円)? 969 1,068 364 814 1,020
純資産額 (百万円)? 9,201 9,656 9,510 10,445 11,219
1株あたりの純資産額(円)? 768.26 805.17 805.46 885.74 953.07
1株あたりの純利益(円)? 80.95 90.48 31.44 70.98 88.93
自己資本比率(%)? 37.05 38.93 44.60 45.72 49.11
自己資本利益率(%)? 10.85 11.50 3.89 8.40 9.67

・売上、利益ともにV字回復で推移していますが、これはリーマンショックで落ち込んだ景気が回復してきたことが原因でしょう。会社固有の要因はとくになく、今後も景気に応じた業績変動が考えられます。ちなみに、IPOで得た資金は、既存事業の補てんに充てる予定です。

管理人からのコメント

 三洋貿易(3176)、昭和22年設立の老舗企業です。直近の決算を見る限り、すでに成熟段階に入っており、今後の成長性はないように思います。想定価格の水準も決して安いとは言えず、どれだけ買いを集められるか不安です。公募割れの可能性も十分に考えられますので、申し込みは控えた方がよいかもしれません。当選を狙うなら、SMBC日興証券カブドットコム証券から申し込むことができます。


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