ありがとうサービス(3177)

 ありがとうサービスの事業内容は、「『HARD OFF』及び『BOOK OFF』のFC店舗の運営を行うリユース事業並びに『モスバーガー』等のFC店舗の運営等を行うフードサービス事業」となっています。小型案件ですが、主要事業に真新しさがないため、人気化するのはむずかしいでしょう。

ありがとうサービスのホームページ画像
成長性 割安性
△ ◎
話題性 総合評価
○ c


基本情報

会社名 ありがとうサービス(3177) 【JASDAQスタンダード】
会社URL http://www.arigatou-s.com/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(副幹事)

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,340円
仮条件? 1,170円 ~ 1,340円
公募価格? 1,170円
初値予想(独自) -
初値? 1,302円(公募価格比 +11.3%)

・想定価格1,340円に対するPERは4.6倍(2013年2月期の予想1株あたり利益289.05円をベースに計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 10月24日(水)~10月30日(火)
当選発表日? 10月31日(水)
購入申込期間? 11月2日(金)~11月7日(水)
上場日? 11月12日(月)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 70,000株
売出株数(OA含む)? 298,000株
当選株数合計 368,000株

・当選株数は計368,000株。売買単位が100株なので、当たりは計3,680枚
・当選本数は少なく、当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 野村證券 80.00% 256,000株 2,560枚 256枚
幹事 SMBC日興証券 6.00% 19,200株 192枚 19枚
岡三証券 4.00% 12,800株 128枚 12枚
みずほ
インベスター
証券
4.00% 12,800株 128枚 12枚
いちよし証券 2.00% 6,400株 64枚 6枚
東洋証券 2.00% 6,400株 64枚 6枚
高木証券 2.00% 6,400株 64枚 6枚

・主幹事以外だと、副幹事のSMBC日興証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
井本 雅之(社長) 78.85%
ジャフコⅤ2共有 7.23%
ブックオフコーポレーション 4.31%
ハードオフコーポレーション 4.31%
えひめベンチャーファンド2004 1.44%
だいし経営コンサルティング 1.44%
ジャフコⅤ2—W 0.65%
従業員持ち株会 0.34%
ジャフコⅤ2—R 0.26%
相原 光明 0.24%

・大株主に対して90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2008年
2月
2009年
2月
2010年
2月
2011年
2月
2012年
2月
売上高(百万円)? 6,091 6,410 6,860 7,060 7,084
経常利益(百万円)? 19 10 148 441 517
当期純利益(百万円)? △126 1 143 333 58
純資産額 (百万円)? 354 357 501 833 892
1株あたりの純資産額(円)? 42,435 42,809 60,041 99,799 106,786
1株あたりの純利益(円)? △15,502 170.65 17,219 39,929 6,941
自己資本比率(%)? 8.3 9.5 13.2 29.1 27.1
自己資本利益率(%)? - 0.4 33.5 50.0 6.7

・利益の伸びは良いのですが、売り上げが頭打ち気味です。売り上げが頭打ちしてしまうと、コスト削減でしか利益が伸びないので、利益もいずれ頭打ちしてしまいます。IPOで得た資金を新規出店に充てる予定ですが、すでに市場が飽和気味ですので、果たして採算が取れるかは微妙なところです。

管理人からのコメント

 ありがとうサービス(3177)が運営している『HARD OFF』、『BOOK OFF』、『モスバーガー』、いずれもすでに市場に浸透しており、ここから爆発的に勢力を拡大することはむずかしいでしょう。IPO的にも盛り上がる要素が見当たらないため、初値が高騰するようなことはないでしょう。ただ、業績に対する想定価格は安い水準にあるため、低いなりにリターンは期待できます。当選を狙うなら、副幹事のSMBC日興証券が狙い目です。


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