日本管理センター(3276)

 日本管理センターの事業内容は「賃貸住宅等の不動産物件のサブリース業務及びその他の付随業務」で、ジャスダック上場の超小型案件となっています。純粋な投資対象として、かなり魅力的な案件ですが、マイナスイメージがまだ強く残っている不動産業なだけに、IPO的な盛り上がりはむずかしいかもしれません。総合評価は「C」としました。

日本管理センターのホームページ画像
成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価
○ c


基本情報

会社名 日本管理センター(3276) 【JASDAQスタンダード】
会社URL http://www.jpmc.jp/
狙い目証券会社 SBI証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,600円
仮条件? 1,400円 ~ 1,600円
公募価格? 1,600円
初値予想(独自) -
初値? 1,600円(公募価格比 ±0%)

・想定価格1,600円に対するPERは8.7倍(2010年12月期の純利益176百万円をベースに計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 10月3日(月)~10月7日(金)
当選発表日? 10月11日(火)
購入申込期間? 10月13日(木)~10月18日(火)
上場日? 10月21日(金)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 35,000株
売出株数(OA含む)? 189,000株
当選株数合計 224,000株

・当選株数は計224,000株。売買単位が100株なので、当たりは計2,240枚
・当選本数は非常に少なく、かなり当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 SMBC
フレンド証券
83.03% 161,900株 1,619枚 161枚
幹事 野村證券 10.00% 19,500株 195枚 19枚
SBI証券 2.97% 5,800株 58枚 26枚
岡三証券 2.00% 3,900株 39枚 3枚
みずほ
インベスターズ
証券
2.00% 3,900株 39枚 3枚

・主幹事以外だと、SBI証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
武藤 英明(社長) 30.65%
川口雄一郎 8.71%
ジャフコV1-B号 8.07%
ジャフコV1-A号 4.84%
MBC開発 3.62%
明和不動産 3.62%
不動産中央情報センター 3.62%
みずほキャピタル第1号 3.34%
ジャフコV1-スター 3.23%
SMBCキャピタル1号 2.67%

・ベンチャーキャピタルを除く大株主に対し、180日間のロックアップ。

企業業績のデータ(5年分)


  2008年
12月
2007年
12月
2008年
12月
2009年
12月
2010年
12月
売上高(百万円)? 3,170 5,658 8,702 11,480 15,514
経常利益(百万円)? 217 169 153 174 331
当期純利益(百万円)? 123 94 86 58 176
純資産額 (百万円)? 690 784 870 920 1,101
1株あたりの純資産額(円)? 82,901 94,210 104,593 110,608 1,217
1株あたりの純利益(円)? 14,784 11,309 10,382 7,047 209.75
自己資本比率(%)? 52.1 46.8 42.5 41.4 38.6
自己資本利益率(%)? 19.6 12.8 10.4 6.5 17.5

※2010年12月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・リーマンショックの影響をもろに受けやすい不動産業界で、売上を急速に伸ばしているのは評価できます。IPOで得た資金は、業務効率化および管理機能強化を目的とした基幹システム構築のための設備投資に充てる予定です。

管理人からのコメント

 日本管理センター(3276)、ファンダメンタルズ的には文句のない案件です。ただ、リーマンショックで最悪の評価を受けている不動産業なだけに、初値の大幅上昇は期待しづらいでしょう。個人的には、もし初値が小幅の上昇程度で決まるようなら、純粋な投資として買うことを考えています。そういう意味では、IPOのリスクはほとんどないのではないでしょうか。当選を狙うならSBI証券から申し込みが可能となっています。


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