スリー・ディー・マトリックス(7777)

 スリー・ディー・マトリックスの事業内容は「自己組織化ペプチド技術を用いた医療製品の研究開発,製造及び販売」で、JASDAQ上場の中型案件となっています。開発する医薬品次第で業績が急激に良くなるとはいえ、現在の業績推移ではさすがに買いが入らないでしょう。総合評価は「D」としました。

スリー・ディー・マトリックスのホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価
△ d


基本情報

会社名 スリー・ディー・マトリックス(7777) 【JASDAQグロース】
会社URL http://www.3d-matrix.co.jp/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,100円
仮条件? 1,900円 ~ 2,100円
公募価格? 2,100円
初値予想(独自) -
初値? 1,200円(公募価格比 -42.9%)

・想定価格2,100円に対するPERは計測不能(2011年4月期の純利益が赤字のため)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 10月6日(木)~10月13日(木)
当選発表日? 10月14日(金)
購入申込期間? 10月17日(月)~10月19日(水)
上場日? 10月24日(月)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 700,000株
売出株数(OA含む)? 1,348,400株
当選株数合計 2,048,400株

・当選株数は計2,048,400株。売買単位が100株なので、当たりは計20,484枚
・当選本数は多く、やや当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 SMBC日興証券 84.02% 1,553,000株 15,530枚 1,553枚
幹事 みずほ証券 10.00% 184,800株 1,848枚 184枚
いちよし証券 2.50% 46,200株 462枚 69枚
SBI証券 1.00% 18,400株 184枚 82枚
岡三証券 1.00% 18,400株 184枚 18枚
エース証券 1.00% 18,400株 184枚 18枚
アイザワ証券 0.50% 9,200株 92枚 9枚

・主幹事のSMBC日興証券SBI証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
3DM Investment 12.78%
永野 恵嗣 10.58%
New Media Japan 7.93%
安田企業投資4号 6.92%
TEI1号 3.92%
アイル 3.69%
扶桑薬品工業 3.69%
Excelsior Medical 3.69%
八神製作所 2.31%
伊藤忠ケミカルフロンティア 2.31%
JAIC-中小企業グローバル支援 2.31%
エムスリー 2.31%

・主要大株主に対し、180日間のロックアップ。

企業業績のデータ(5年分)


  2007年
4月
2008年
4月
2009年
4月
2010年
4月
2011年
4月
売上高(百万円)? 1 10 9 401 158
経常利益(百万円)? △187 △222 △259 △59 △509
当期純利益(百万円)? △187 △223 △296 △60 △533
純資産額 (百万円)? 281 957 686 1,167 1,149
1株あたりの純資産額(円)? 59,531 137,228 97.502 137,634 120,159
1株あたりの純利益(円)? △39,614 △39,414 △42,400 △7,870 △58,896
自己資本比率(%)? 92.5 97.1 93.7 97.4 95.0
自己資本利益率(%)? - - - - -

※2009年4月期まで単独決算。2010年4月期から連結決算。
・バイオベンチャーらしく赤字続きなのはもちろん、売上も直近で大きく落ち込んでおり、とても投資対象と見れるような企業ではありません。IPOで得た資金は、医療製品の研究開発、それに関わる設備投資に充てる予定です。

管理人からのコメント

 スリー・ディー・マトリックス(7777)、直近5期の決算書が真っ赤ということもあり、完全に人気勝負です。ただ、現在の市場の雰囲気からは、人気化するような雰囲気がみじんも感じられず、公募割れする可能性が高いでしょう。当選を狙うなら、主幹事のSMBC日興証券SBI証券から申し込みが可能となっていますが、止めておいたが方がよいでしょう。


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