トップページ > コラム > 三井住友FG(SMBC日興証券)とSBIが提携を発表
2020年4月28日の日本経済新聞の1面と7面に「三井住友フィナンシャルグループとSBIホールディングスが提携発表、スマホ金融サービスで」という記事が掲載されました。
“SBIとSMBC日興証券がシステムや事務部門を数年かけて共通化することも、今回の包括提携に盛り込まれる見通しだ。新規株式公開(IPO)引き受けでも、共同主幹事案件の増加を目指す。”(引用:日本経済新聞より)
注目して読みたいのは太字部分で、その中でも、「共同主幹事案件の増加を目指す」は、IPOニュースとしてはかなりのインパクトです。ここで、過去のデータとして、SMBC日興証券とSBI証券の2019年主幹事の引き受け実績を見てみましょう。
2019年は90社(リート含む)が新規上場しましたが、SMBC日興証券が業界トップの「22社」に対して、SBI証券は「7社」です。共同主幹事となれば、相互に取り扱い数が増えるメリットが出ます。特に、SBI証券の主幹事数は、今後大きく増える可能性があるので注目です。もともと、IPOに強い両社がタッグを組むとなると、ますます目が離せませんね!
2019年以前のIPO主幹事数の推移も調べましたので、参考にしてください。
「SMBC日興証券」と「SBI証券」のIPO主幹事数を比較しました。両社とも安定した数字で、トップクラスの引き受け数です。
証券会社 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 |
---|---|---|---|---|---|
SMBC日興 証券 |
22 | 25 | 13 | 16 | 27 |
SBI証券 | 7 | 12 | 8 | 13 | 9 |
※この表は各年1月~12月の取扱銘柄件数を掲載しています。
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