キオクシアホールディングス(285A)

(2024年11月21日追記)キオクシアホールディングスが12月中旬に上場する見通しであると、日本経済新聞が報道しました。記事内では、11月22日に東京証券取引所から上場申請を得る見通しとも書かれています。想定時価総額は7,500億円規模で、当初の目標である1兆5,000億円を下回る水準になりそうです。

 キオクシアホールディングスの事業内容は「メモリおよび関連製品の製造、販売、研究開発、その他サービス」で、東証上場予定の超大型案件(時価総額は1兆円を超える見通し)です。東京証券取引所が上場を承認する前に、金融庁に有価証券届出書を提出する日本初の方式で、想定価格や公開株数など未定の項目が多いです。上場日は「2024年12月から2025年6月までの間のいずれか」となっています。

※2017年に東芝が債務超過を解消するために分社化して設立されました。その後、全株式を(株)Pangeaに売却し、東芝の再出資などを受け、2020年8月27日に新規承認の発表がありましたが、同年9月28日に上場中止が発表されました。今回は再度の上場挑戦になります。

キオクシアホールディングスのホームページ画像
成長性 割安性
△ -
話題性 総合評価?
○ -

基本情報

会社名 キオクシアホールディングス(285A) 【東証】
会社URL https://www.kioxia-holdings.com/ja-jp/top.html
会社設立 2017年2月(8年目)
主幹事証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事)
その他
狙い目証券会社
auカブコム証券(?)

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 未定
仮条件? 未発表
公募価格? 未発表
初値予想(独自) -
初値? -

IPOスケジュール

抽選申込期間? 未定
当選発表日? 未定
購入申込期間? 未定
上場日? 2024年12月から2025年6月までの間のいずれか

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 未定
売出株数(OA含む)? 未定
当選株数合計 未定

 

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
-% -株 -枚 -枚
共同主幹事 モルガン・
スタンレー
MUFG証券
-% -株 -枚 -枚
野村證券 -% -株 -枚 -枚

・三菱UFJモルガン・スタンレー証券が幹事なので、後からauカブコム証券の取り扱いも発表される可能性があります。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
(株)東芝 39.68% 180日間
BCPE Pangea Cayman, L.P. 25.31% 180日間
BCPE Pangea Cayman2, Ltd. 14.60% 180日間
BCPE Pangea Cayman 1A, L.P. 9.15% 180日間
BCPE Pangea Cayman 1B, L.P. 5.85% 180日間
HOYA㈱ 3.06% 180日間
ステイシー・スミス 0.59% 180日間
ロレンツォ・フロレス 0.07%  
早坂 伸夫(社長) 0.07% 180日間
渡辺 友治 0.06% 180日間

 

企業業績のデータ(5年分)

⇒キオクシアホールディングスの有価証券届出書 [PDF]

  2022年
3月
2023年
3月
2024年
3月
2025年3月
(第1四半期)
売上収益(百万円)? 1,526,495 1,282,101 1,076,584 (428,497)
税引前利益(百万円)? 154,356 △186,443 △343,330 (99,746)
当期純利益(百万円)? 105,921 △138,141 △243,728 (69,758)
純資産額 (百万円)? 793,855 658,068 449,635 -
1株あたりの純資産額(円)? 1,534 1,272 869 -
1株あたりの純利益(円)? 205 △267 △471 -
自己資本比率(%)? 25.9 22.1 15.7 -
自己資本利益率(%)? 14.3 △19.0 △44.0 -

※国際会計基準が適用されています。科目名が少し違いますが、意味合いはほぼ同じです。

管理人からのコメント

 キオクシアホールディングス(285A)は、メモリおよびSSD(データを記録するもの)など関連製品の開発・製造・販売事業などを含むグループ会社の経営戦略の方針や処置の決定および管理をしています。

 直近の業績推移を見ると、売上が落ち込んでいますが、2025年3月期は、第1四半期で売上428,497百万円と好調に推移しています。これは顧客の在庫水準が適正可されたことやAI市場の拡大による需要拡大が影響しています。

 公開株数は未定ですが、市場の吸収金額は数千億円規模になりそうで、かなり多いです。主要大株主の大部分に期間でロックアップがかかっていますが、それでも供給はかなりゆるくなっています。まだ、想定価格が決定していないので分かりませんが、総合的に見て、想定価格から見た初値の上昇は期待しづらそうです。

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