板情報の見方

公開日:
2019年5月10日

 株の売買をするためには、「買いたい人」と「売りたい人」が必要で、その両者の株数が一致した部分で株取引が成立します。その成立した価格が株価となります。株取引はこのような仕組みとなっているので、他の投資家がどのような値段で注文を出しているのかを事前に知らないと、いくらで買い注文を出したらよいのかわかりません。

 その時に重宝するのが、「板」と呼ばれる注文情報です。板情報の見方がわかれば、注文状況がひと目でわかるので、いくらで注文を出せばよいのかの目安となります。

板情報とは

下の画像が板の情報です。

 右側が「買い板」で、買い注文がずらっと並んでいます。赤字の4,420円が一番高い値段で、400株の買い注文が出ています。左側が「売り板」で、青字の4,430円に11,300株の売り注文が出ています。ここに並んでいる数字は投資家の希望価格で、「この値段であれば、株の売買に応じるよ」と言う意思表明です。

 仮に、この株を今すぐに買いたい場合は、4,430円で指値注文を出すか、成り行き注文を出してください。指値注文は、自分で買いたい価格を自由に決められる注文ですが、その値段で売ってくれる人がいない場合は、売買が成立しません。一方、成り行き注文は、今すぐに買える注文で、売り注文の一番安い価格で買うことができます。この例では、4,430円で買うことができます。

 買付価格にこだわりたい場合は指値注文で、とにかくすぐに売買したい場合は成り行き注文が向いています。ちなみに私は、ほとんどの場合で成り行き注文しか出しません。これは性格の問題ですが、この株欲しいと思ったらすぐに手に入れたいからです(笑)

 ちなみに、株の売買が成立することを約定(やくじょう)と言うので、覚えておいてください。

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